推しごと議事録

推しは、いいぞ。

【和訳①】対面の時。 BTS Speaks Out In Seoul: The K-Pop Megastars Get Candid About Representing a New Generation

2018年のBillboardの雑誌が!やっと購入できて!!そして!

f:id:suga39myrespect:20200913220111j:plain

やっと届いた~!!

 

表紙を飾るのがもうほんとにすごい…そしてメンバー別のまであるのもほんとに…あざっす…

 


発売が決まってからずっと読みたくてうずうずしてたので、それから二年、めちゃめちゃ待った!待った甲斐があった!!ウェブで記事出てたんだけどね!!(笑)



 

というわけで今回は!勉強もかねてバンタンのこちらの記事を和訳させていただきました😊

かなり分量あるので、三つ四つに分けて載せていこうと思っています。

いまこの立場に立っているからこそ見直したこと、彼らの原点、先駆者となった思い、等々…割と深いことや触れにくい話題にも触れていて、読み応えのある記事だと思います。個人的には、これは彼らを追ういちファンとして、読んでおくべきものなんじゃないかと。



 

ウェブ記事はこちら↓

www.billboard.com

 


2018年の記事なので、今と変わっていることや更新されている点もあります!

意訳等含みますので、すべてがこの和訳された通りの意味だと捉えずに、理解する上での参考にしていただければと思います。誤字脱字、誤訳等ありましたら申し訳ありません。ご理解ください。

 

それでは、以下和訳となります。

 

 

 

 

 

 

地球上のどの音も、K-popほど熱狂的なファンダムを刺激するものはない。「防弾少年団」であるBTSは、世界中の不満を持つミレニアル世代[1]の人々を集めて、そのマニアックな雰囲気を(ついに現実に)アメリカに引き入れたのだ。

 

戦後間もない韓国政府が、外国要人をもてなすためのレセプションホールとして1975年に建てられた「コリアハウス」は、ソウルの喧騒の中にあるオアシスのような場所で、昔ながらの韓国家屋「韓屋」と呼ばれている。普段は時代劇や結婚式の舞台になることが多いのだが、1月中旬のこの明るく寒い朝、この場所は、7人組の韓国ポップグループBTSにとっては隠れ家のような場所になっていた。彼らはK-POPの伝統的な影響力の範囲を超えて、特にこの半年間にアメリカにも進出してきたグループだ。私が到着したとき、彼らは既に部屋の中の一室に隔離されていて、ふすまの後ろには警備員が配置されていた。外の部屋では、グループのマネージメント会社であるBigHit Entertainmentのメイク担当者やスタイリスト、広告担当者、その他のスタッフが、提供された軽食や飲み物を食べながら動き回っていた。全員がひそひそと話している。私は、BTSのメンバーが予定されている撮影の開始までさらにあと15分ほどかかることを伝えられた。当然のことながら、彼らは疲れ果てている。大晦日から公演、テレビ出演、CM、交流イベントとスケジュールが詰まっているのだ。私は、そんな彼らのカレンダーの中では珍しい、この空いた時間に会うためにソウルに飛んできたのだ。

 

最初に部屋から出てきたのは、光州市出身の元ストリートダンサーのJ-Hope(23歳)だ。彼は階段を下りてきた後引き返し、リーダーであり英語を話す大使でもあるRM(23歳)とともに再び現れた。他のメンバーは、サンローランのような暗い衣装に身を包み、すぐにぞろぞろと出て行った。理想的でソウルフルなラッパーのSuga(24歳)、ベビーフェイスなモダンダンサーのJimin(22歳)、印象派の巨匠V(22歳)、何でもこなす黄金のマンネ(最年少メンバー、K-POPでは特権的な地位)のJungkook(20歳)、そして "Worldwide Handsome "として知られるJin(25歳)だ。彼らは切り揃えられた色とりどりの髪を並べて半円のフォーメーションを描き、RMは私の身長の話(6フィート、約183cm)や私が韓国語を話せること(10歳程度のものだが)についてふれてくれた。写真撮影の準備は整っているのだが、正直もう15分でも休んでくれればと私が思ってしまうほど、彼らはふらふらだった。しかし、時は金なり。彼らはたくさんの人に求められている。

 

f:id:suga39myrespect:20200913215506p:plain

2018年1月19日、ソウルの韓屋で撮影。左からV、SUGA、JIN、JUNG KOOK、JIMIN、RM、J-HOPE。

BigHitがメンバーを宝石のように扱うのは理にかなっているといえよう。彼らはK-POP界の大スターの仲間入りをしている -- 彼らの最後のアルバム、2017年の「Love Yourself: Her」は、BigHitによると、全世界で158万枚のセールスを記録しているのだ。そして、アメリカでは一般的な名前ではないかもしれないが、BTS(Bangtan Sonyeondanの略で「防弾少年団」と大まかに訳す)は、主に韓国語で歌うグループとしては前代未聞の数字を引っ張っていて、長い間K-popの魅力に抵抗してきたアメリカの大衆に向けて歌っている。Love Yourself: Herは2017年9月にビルボード200で初登場7位を記録し、さらにBTSK-POPグループとしては史上最高の2曲、「DNA」(ビルボードホット100で67位にピークを迎えた)とDesiignerをフィーチャリングした「Mic Drop」のスティーブ・アオキのリミックスで28位を獲得している。ニールセン・ミュージックによると、アメリカだけでもBTSの曲は160万ダウンロードを超え、"B "オンデマンド・ストリームでも1.5億回の再生を記録したという。

 

BTSは世界中のミレニアル世代とつながりを持っているが、それはボーイズバンドとK-POPのオーソドックスさに挑戦しているように見える、または実際に挑戦しているからであろう。もちろん、彼らは歌声やダンスでも愛されている。しかし、メンバーが当初から作曲に携わっていたBTSの音楽は、固定概念に囚われたままの教育システムや物質主義、メディアに対する批判を定期的に訴えており、若い世代を批判しているかのような社会構造に対しても糾弾している。「正直なところ、僕らの立場からすると、僕らの世代にとって毎日がストレスになっているんです。仕事に就くのも難しいですし、大学に通うのも今まで以上に難しくなっている」と話すのは、最近までRap Monsterとして知られていたRM。「大人は社会全体の変化を促進する政策を作る必要があると思うんです。特に今は、特権階級、上流階級の考え方を変える必要があります。」SUGAが続く。「そして、これは韓国だけではなく、世界中に当てはまること。私たちの音楽が10代、20代、30代の世界中の人たちの心に響くのは、こうした問題があるからだと思います。」

 

⇒②へ続くhttps://suga39myrespect.hatenablog.com/entry/2020/09/15/192224

 

[1] ミレニアル世代:アメリカにおいて2000年代に成人・社会人となる世代を指す。デジタルネイティブと呼ばれる世代でもあり、そのために、先進技術に高い親和性を持つ世代・前世代で他者との違いを「恥ずかしい」「変わっている」と捉えがちであった個人の多様性を当たり前と受け入れている世代・人や仲間とのつながりを重要視する世代・社会問題への関心や社会への貢献の意識が高い世代などと言われている。